鉄筋コンクリート造の床、天井、壁、階段など、建物そのものをカタチづくる仕事です。
メインの構造体だけでなく、材料を塗り方ひとつでアーティスティックに魅せる、化粧壁の左官などもおこなっています。
起源
左官工事の起源はなんと縄文時代と言われています。
歴史の授業で習う土壁でできた住居は、コテなどの道具は今と違うものの、土を水と練り合わせて塗り固める左官工事がおこなわれています。
その後は材料や工法も進化していき、現在の様式は江戸時代には完成されていたそうです。
歴史の長さで言えば、1万年以上古くから伝えられてきた技術。現代の担い手として誇りをもって取り組める仕事と言えるでしょう。
鉄筋コンクリート造の床、天井、壁、階段など、建物そのものをカタチづくる仕事です。
メインの構造体だけでなく、材料を塗り方ひとつでアーティスティックに魅せる、化粧壁の左官などもおこなっています。
福岡に残る建物を、自分たちの手でたくさん残していきましょう!
長年経験を積んだベテランメンバーや社長でさえも「左官の仕事を何%まで極められたか?」と質問すると「50%もいっていない」との答えが返ってきます。
左官工事はそれだけ奥が深〜い仕事。20年、30年やっていてもまだ知らない工法があったり、材料があったりすることは珍しくありません。
ゴールに向けてずっと目指す先がある、アスリートやアーティストに近い部分があるかもしれません。
「下地造り」
タイルやペンキで仕上げる前の建物のカタチとも言える、壁、床、天井、階段などの下地を整える仕事です。建物が出来上がった時には隠れてしまう箇所ですが、なくてはならない重要な過程を担っています。
「仕上げ塗り」
仕上げた塗り面がそのまま外壁や内装として使用される、壁の表面を仕上げる仕事です。下地を塗った上に中塗りを重ね、最後は漆喰(しっくい)や珪藻土(けいそうど)を使って上塗りをおこないます。
コテの動きや力加減がカタチに残るので高い技術力が求められます。
モルタル※や壁土などの材料を使い、建物の床、天井、壁、階段などを塗り固めていく工事のこと。コテを片手に、練り混ぜた材料を熟練の技術で施工していきます。
用途によって様々な材料や工法が存在し、それぞれの特性や使い方を知る必要がある仕事です。
※モルタル…砂とセメントと水を練り混ぜてつくる建築材料のこと。コンクリートとはこのモルタルに砂利などの細かな素材を加えたもの。強度はコンクリートの方が高いが、柔軟性はモルタルの方が高いため、主に外壁や内装の仕上げ材として使われる。